災害

富士山噴火はいつ起きる?噴火の影響と対策

投稿日:2019-03-19 更新日:


富士山富士山の近くに住んでいる人は、いつ噴火するのか不安に感じている人も多いと思います。

もし実際に噴火したら、パニックになってしまう方もいると思います。

事前に噴火の影響や対策を知っていれば、いざという時に冷静に行動できるかもしれません。

ここでは、富士山が噴火した時の影響や対策について紹介したいと思います。

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いつ起きるのか?

富士山は活火山なので、活動的で遠くない将来に噴火する可能性のある火山です。

最後に富士山が噴火したのが、約300年前の1707年に起きた宝永大噴火なので、いつ噴火してもおかしくないと言われています。

有史以降の富士山噴火

噴火年 詳細
781年 続日本史に「山麓に降灰し、木の葉が枯れた」と記載。
800〜802年 延暦大噴火。北東山腹から噴火し、足柄路は火山灰に埋まり箱根路が開かれる。
864〜866年 貞観大噴火。北西斜面から大量の溶岩を噴出。これにより、「せとうみ」が精進湖(しょうじこ)と西湖(さいこ)に分離する。
937年 日本紀略に「溶岩流が湖に流入した」と記載。
999年 本朝世紀に「富士山が噴火した」と記載。
1033年 日本紀略に「山の上部から流れた溶岩流が山麓まで到達した」と記載。
1083年 扶桑略記に「4月17日に富士山が噴火した」と記載。
1435年 王代紀に「富士山に火炎が見えた」と記載。
1511年 妙法寺紀に「富士山のカマ岩が燃えた」と記載。
1707年 宝永大噴火。2週間にわたって爆発的な噴火が続き、江戸にも火山灰が積もる。

有史以降の富士山噴火は少なくとも10回あり、延暦大噴火、貞観大噴火、宝永大噴火の大規模な噴火を富士山三大噴火と言われています。

富士山の噴火は、有史以降でも数十年から数百年おきに起きていることが分かります。

富士山噴火の前兆

富士山の噴火は、前兆現象に基づいて事前に予知することができるのでしょうか?

富士山の噴火は、地震との関連性が指摘されています。

宝永大噴火は、宝永地震(M8.4〜8.6、南海トラフ全域)が起きた49日後に発生しています。

貞観大噴火では、5年後の869年に貞観地震という大規模な地震が発生しています。

それ以外にも、地震が発生した前後25年以内に、富士山の火山活動に何らかの変化が生じていることが多いです。

噴火と地震の関連性は、2000年に北海道で起きた有珠山の噴火が例として挙げられます。

有珠山の噴火では、前兆現象として火山性地震が確認され、北海道大学が144時間以内に噴火すると発表したところ、実際に143時間後に噴火が開始しています。

しかし、富士山は前兆があっても噴火しないことが多々あり、確実に噴火を予知するのは困難のようです。

ただ、噴火と地震には関連性があると考えられるので、もしもの時のために念頭に置いておくようにしてください。

噴火の影響

マグマ

噴石、溶岩流、火砕流

富士山の周辺地域では、噴石や溶岩流、火砕流などへの注意が必要です。

噴石とは、噴火した際に火口から噴出される岩石の破片のことです。

人の体に当たると最悪の場合死に至ることもあり、火口の半径2kmでは噴石が多く噴出されるため注意が必要です。

宝永大噴火では、火口から10km離れた場所に20cm程度の岩塊が飛んでいたという記録があります。

溶岩流とは、火口から地表に流れ出たマグマのことです。

溶岩流が到達すると、家屋等を破壊してしまうなど流下範囲では非常に危険性が高いです。

流下スピードは、人と歩くスピードと同じかそれ以下なので、速やかに避難すれば人への被害は避けることができます。

火砕流とは、高温の火山灰や岩石破片などが高速で山を流れ落ちる現象です。

流下速度は、時速100kmにも達するといわれ、流下範囲では全ての家屋等が壊されてしまいます。

地図
出典:内閣府ホームページ

これは、内閣府が発表している「富士山火災防災マップ」です。

噴石、溶岩流、火砕流などが到達する可能性のある範囲が示されています。

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降灰

降灰とは、噴火によって噴き上げられた火山灰が風によって移動しながら降下することをいいます。

以下は、火山灰の到達する範囲を予測したものです。
地図
出典:内閣府ホームページ

火山灰が降り積もると、木造建築物は全壊することもあります。

雨が降ると、火山灰が水を含んで密度が1.5倍ほどになるので、建物の全壊の範囲も広がります。

道路は、1日に5cm以上の火山灰が堆積すると除灰が不可能となり、通行ができなくなると想定されています。

農作物は枯れてしまい、稲作で0.5mm以上、畑作で2cm以上の降灰で1年間収穫できなくなります。

水道については、浄水場に流入する火山灰量によっては給水が不可能になる場合もあります。

富士山噴火への対策

噴火時の避難

富士山が噴火した場合、周辺住民の方は噴石や溶岩流、火砕流などの危険性があるので避難が必要な場合があります。

あらかじめ、避難場所や経路を確認しておくことが重要です。

また、気象庁が発表する噴火予報や噴火警報に注意してください。

噴火警報レベル
出典:気象庁

上記は、気象庁の公表している噴火警戒レベルです。

レベル5では、「大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流等が居住地域まで到達するような大きな噴火が切迫または発生」となっており、すぐに避難が必要になります。

レベルに応じて、警戒が必要な対象範囲や防災対応が区分してあります。

火山灰への対策

火山灰については、広範囲で被害が生じる可能性があります。

偏西風の影響で、東側は東京や千葉まで被害範囲が広がる恐れがあります。

火山灰を吸い込むと、せきや呼吸困難になる恐れがあります。

防塵・防じんマスクなどを着用して、火山灰を吸わないようにしてください。

火山灰が目に入った場合には、手でこすらないようにしてください。

こすってしまうと、眼球を傷つける恐れがあります。

コンタクトレンズはできるだけ使用しない方が良いでしょう。

目に入らないように、ゴーグルを用意しておくことをおすすめします。

火山灰は、滑りやすいので注意が必要です。

除灰のために屋根に乗る場合には、特に気をつける必要があります。

まとめ

富士山は、約300年前に噴火してから沈黙を続けています。

いつ噴火してもおかしくないというのが大半の専門家の意見です。

噴火の影響や対策を知っていれば、いざという時にきっと役に立つと思います。

地震との関連性もあるので、念頭に置いておくようにしてください。

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