皆さんの中にも、花粉に悩んでいる方は多いと思います。
最近は、「隠れ花粉症」という言葉が話題となっています。
聞き慣れない言葉ですが、どのような症状があるのでしょうか?
ここでは、隠れ花粉症について紹介したいと思います。
隠れ花粉症とは?
隠れ花粉症とは、本人が自覚しにくい花粉症を意味します。
花粉症の一般的な症状が軽く、それ以外の症状が発症します。
一見花粉症とは分かりにくい症状なので、本人も花粉症と気づきにくいです。
花粉が少ない時間帯に悪化する傾向があり、放置すると重症となってしまうこともあります。
症状
隠れ花粉症は、くしゃみや目のかゆみ、鼻水などのような花粉症によく見られる症状が少ないです。
逆に、花粉症とは自覚しにくい以下の症状が発症します。
咳(せき)
花粉が原因となって、咳が出ることがあります。
鼻水が、喉から気管へ流れることで咳が出てしまいます。
放置すると、気管支喘息なってしまうリスクがあります。
肌荒れ
花粉によって、肌荒れ等の皮膚トラブルが発症することがあります。
皮膚の表面にはバリア機能が備わっており、これにより外部の刺激から肌を守っています。
しかし、肌のバリア機能が崩れると外からの刺激を受けやすくなります。
花粉が肌に侵入しやすくなり、かゆみや赤みなどの皮膚トラブルを引き起こしてしまいます。
身体がだるい
花粉で、頭がぼーっとして身体がだるくなることがあります。
花粉が体内に入ると、花粉と戦うために免疫が働きます。
体温が上がるほど免疫力も上がるので、微熱っぽさを感じて頭がぼーっとしたり身体がだるくなったりします。
上記以外にも、耳や喉の痛みやかゆみ、集中力の低下、睡眠障害などが発症することもあります。
対策
アレルギー検査を受ける
上記のような症状を感じたら、アレルギー検査を受けることをおすすめします。
花粉症とは自覚しにくい症状なので、もしかしたら花粉が原因ではないかもしれません。
花粉が多い時期であれば花粉症の可能性がありますが、自分で判断するのは困難です。
少しでも症状を感じたら、医療機関で検査をするようにしましょう。
子供の発症に注意
隠れ花粉症は、子供が発症しやすいという特徴があります。
子供は自覚症状を感じることが特に少ないので、注意深く観察するようにしてください。
風邪でもないのに咳が長引いたりしたら、花粉症の可能性も念頭に入れておくと良いでしょう。
花粉を家の中に入れないようにする
できるだけ花粉を家の中に入れないようにしましょう。
花粉の多い時期には、窓をあまり開けないようにして花粉が入らないようにしてください。
帰宅した際には、衣類についている花粉を落としてから家の中に入ると良いでしょう。
洗濯物は、はたいてから取り込むか室内に干すようにしましょう。
掃除はこまめに
掃除はこまめに行いましょう。
いくら注意しても、多少は家の中に花粉は入ってしまいます。
カーテンやカーペットなど至るところに花粉が付着しているので、こまめに掃除をして取り除くようにしてください。
ストレスを溜めないようにする
ストレスは、花粉症にはよくありません。
ストレスは免疫力を低下させるので、症状を悪化させる恐れがあります。
適度な運動や十分な睡眠をとって、ストレスを溜めないようにしましょう。
まとめ
隠れ花粉症は、自分で自覚しにくいので厄介です。
花粉症らしくない症状でも、花粉症の可能性があることを覚えておいてください。
予防や治療をするためには、まずは症状を自覚することが大切です。
少しでも症状を感じたら、検査してみることをおすすめします。