誰しも、一度や二度は失恋をしたことがあると思います。
失恋をすると、精神的にとてもしんどいですよね。
場合によっては、食欲がなくなったり不眠になってしまうこともあります。
体調が悪くなると、日常生活にまで悪影響を及ぼします。
ここでは、失恋からの立ち直り方について紹介したいと思います。
体調が悪くなるのはなぜ?
失恋すると、食欲不振や不眠などに陥るのはなぜでしょうか?
失恋をすると、気分が落ち込んだり精神的にショックを受けます。
精神的なダメージを受けることで、心理的ストレスを感じてしまいます。
失恋のショックからストレスを受け、このストレスが体調へ悪影響を与えるのです。
失恋は、どのような悪影響を与えるのでしょうか?
失恋による症状
不眠
失恋したストレスによって、なかなか眠れなくなってしまうことがあります。
ストレスが溜まると、交感神経の働きが活発になります。
交感神経が活発になると、脳が興奮して緊張状態が続くので、なかなか眠りにくくなってしまいます。
また、ストレスによって、睡眠にとって重要な副交感神経が抑制されてしまいます。
副交感神経には、心身をリラックスさせ睡眠を促進する働きがありますが、ストレスによって副交感神経が働きにくくなります。
このように、ストレスは睡眠にとって難敵で快眠を妨げるものとなります。
食欲不振
失恋によって、食欲がなくなることがあります。
食欲は、脳にある視床下部という部分がコントロールしています。
失恋のストレスによって視床下部の働きが乱れてしまい、食欲がなくなってしまいます。
食欲不振は、体重減少や栄養不足による様々な症状を引き起こします。
吐き気
失恋のストレスが原因で、吐き気を催すことがあります。
ストレスによって、脳にある嘔吐反射中枢が刺激されて吐き気を催します。
ストレスが過度にかかると、嘔吐してしまうこともあります。
ストレスからくる吐き気や嘔吐を、心因的嘔吐といいます。
頭痛
失恋によって、頭痛が発生することもあります。
失恋などのストレスによって発生する頭痛を、緊張型頭痛と言います。
緊張型頭痛は、ヘルメットかぶったような締め付けられるような痛みが特徴です。
身体的ストレスや心因症状を心因的ストレスが原因で引き起こります。
失恋の立ち直り方
以上のように、失恋によって様々な体調への影響があります。
これらは、失恋したストレスによって引き起こるので、症状を改善させるためには、失恋から立ち直ってストレスを軽減させる必要があります。
では、どのように失恋から立ち直れば良いのでしょうか?
思い切り泣く
失恋が辛い時は、我慢せずに泣いてしまいしょう。
泣くことは、ストレス発散の効果があります。
泣いて涙を流すことで、副交感神経の働きが活発になるので、リラックスした状態となりストレスの解消となります。
ストレスを解消するために、あえて泣ける小説や泣ける映画をみるのも良いでしょう。
思い出の品は処分する
元恋人との思い出の品は、思い切って処分してみてください。
付き合っていた時の思い出の品は、当時のことを思い出すきっかけとなってしまいます。
せっかく立ち直りかけていたのに、思い出の品をみることで引きずってしまうことがあります。
早く失恋から立ち直るためには、思い出の品は捨ててしまった方が良いです。
友人等に話す
友人や家族などに話すことで、すっきりして気分が楽になります。
自分の心情を話して外に吐き出すことで、気が晴れることがあります。
また、自分の感情や悩みを人に共感してもらうことも、ストレスを軽減する効果があります。
自分に味方がいると思うことで、失恋のストレスも軽減されます。
忙しく過ごす
失恋の時の辛い感情は、時間が経過するにつれて段々薄れていきます。
忙しく過ごしていれば、日々はあっという間に過ぎていき、気がつけば辛い気持ちも薄れていきます。
仕事を頑張ったり、趣味に熱中するのも良いですし、失恋を考える暇がないほど予定をたくさん入れるのも効果的です。
失恋して辛い時には、あえて忙しく過ごしてみてください。
新たな恋をする
失恋を忘れるためには、新しい恋をするのも効果的です。
新しい恋をすることができれば、今の失恋は過去のものとなり思い出の一つとなります。
積極的に出会いの場に出かけてみてください。
素敵な出会いがあれば、きっと失恋から立ち直れて前向きになれるでしょう。
まとめ
失恋は非常に辛く、体調にまで悪影響を与えることがあります。
食欲不振や不眠などの症状は、失恋による心理的なストレスが原因です。
失恋から立ち直ることができれば、症状も軽減されるはずです。
今は辛いと思いますが、ぜひ参考にして失恋を乗り越えてください。